言葉は時代とともに移り変わるものです。
お年寄りと若者で、同じ言葉の認識が違うことは普通にあるでしょう。
「敷居が高いね」あたりがその筆頭です。
【敷居が高い】
『広辞苑 第6版(岩波書店)』より
不義理または面目ないことなどがあって,その人の家に行きにくい。
敷居がまたげない。
私は古い人間なので、「面目なくて、行きにくい」のを連想しますが、これが30代以下になると、ほとんどの人が「高級過ぎたり、上品過ぎたりして、行きにくい」という使い方に変わってきているようです。面白いですね。
では本題、タイトルの件です。
最近やたらに気になる言葉があるので聞いて下さい。
これです!
「~させていただきます」
「私のような者が恐れ多いですけど、やらせてもらいますね」という謙譲表現。
これ自体は丁寧な表現ということにしておいて、気になるのはこういう例です。
「後ほど送らせていただきたいと存じます」
「有り難く拝読させていただきます」
くどい。
くどくないですか。
どこかおかしいと思えば、二重敬語が気持ち悪いんですね。
「させていただきます+存じます」
「拝読+させていただきます」
くどい。
過剰敬語くどいです。
というわけで、私の他にも違和感をもっている方がいないか、調べてみました。

リンクを開くまでもなく、分かりました。
させていただく症候群て(遠い目)。
もしかして、「させていただく」自体がおかしいのでしょうか……
今度しっかり調べてみましょう(今はやらない宣言)。
「年齢を確認させていただきます」
「体温を測らせていただきます」
特にこういうの、イラッとしませんか?
私の心が狭い?
いいえ、断じて違います。
この言葉にイラッとするのは、丁寧語に思えて相手を敬っていない、通告のように聞こえるからです。
敬語として破綻していますよね。
「年齢を確認させていただけますか」
「体温を測らせていただいてもよろしいですか」
これならそこまでイラッとしません(くどさは否めませんが)。
相手に決定をゆだねて、敬意を示しているので謙譲語の仲間といって差し支えないでしょう。
でも「させていただきます」は通告だと思うのです。
丁寧なつもりでも、妙な敬語になっている現象。
自分も気を付けないといけないですね……。
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